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9月21日シンポジウム「哲学プラクティスと多様な方法」参加申込開始
シンポジウム 「 哲学プラクティスと多様な方法――哲学ウォーク、ソクラティク・ダイアローグ、トラウマを抱えた人々との対話――」
場所:南山大学 名古屋キャンパス(名古屋市昭和区山里町18)Q棟314
チラシはこちらからダウンロードできます。2025symposium_0921
【参加登録の方法】
・現地参加で、連絡会大会も2日間にわたり参加する方→「2日間通し」チケット(5600円、一般区分のみ)
・現地参加で、シンポのある9月21日(日)だけ参加する方→「2日目のみ」チケット(一般4000円/学生等2000円)
・オンラインで聴講する方→「学会シンポのみ オンラインのみ」チケット(2000円)
*現地参加チケットはいずれも、当該日程の連絡会大会にも参加できます(学会シンポのみの現地参加チケットはありません)。
*オンラインチケットは、学会シンポジウムの部分のみ視聴できます(連絡会大会の配信はありません)。
*オンライン配信はZoomにより、同時配信で行います(アーカイブ配信なし)。
【登壇者】
堀江剛(大阪大学)
水谷みつる(トラウマリカバリーカレッジあさがや)
コメンテーター
馬場智一(法政大学)
司会
小川泰治(宇部工業高等専門学校)
近年、国内で「哲学プラクティス」といえば、集まった人々が輪になって座り、問いやテーマについて自由に対話する(そしてたいていはその場で結論を出すことを重視しない)実践のことがイメージされるようになっています。このようなスタイルを「哲学対話」と総称することも一般的になってきました。しかし、だれかと共に哲学するとき、このスタイルを取らなければならない理由はそもそもありません。よりよい実践を目指すうえで、哲学するための方法は目的や背景に応じて検証され、ときに変わっていかなければならないはずです。
近年の「哲学対話」のイメージには、「子どもの哲学(P4C、とりわけp4c Hawai‘i)」と「哲学カフェ」の影響が色濃く見られます。しかしこの二つの実践は、目的も方法も異なっているにもかかわらず、しばしば「哲学対話」の名のもとに同一視され、その差異が見落とされやすくなっています。また、哲学プラクティスには、国内に限ってももっと多様な方法があり、それぞれに固有な背景や意図のもとで実践が重ねられてきました。
そこで本シンポジウムでは、上述の一般的な「哲学対話」のイメージとは異なる実践に光を当てます。登壇者には、「哲学ウォーク」のように歩くという身体性を重視した方法や、「ソクラティク・ダイアローグ」のように参加者の言葉を厳密に書きとめながら対話のステップを積み重ねていくことを重視した方法、そして、深く傷ついたトラウマの経験をもつ人たちと「ともにいる」ための方法として哲学対話を採用し、より安全な対話を目指してきた実践など、特色のある方法についてご紹介いただきます。
それぞれの実践について紹介いただいたうえで、各自が「哲学(プラクティス)」のどの要素に注目(あるいは期待)しているのか、また登壇者自身はどんなことに留意しつつ方法を工夫してきたかについて、共有いただき、議論を深めます。さらには、そもそも哲学プラクティスの「方法」とはなにか、そんな議論にも発展するかもしれません。
近年の「哲学対話」への注目のまえに、一旦立ち止まり、哲学プラクティスのもつ可能性や広がりについて、皆さんと共に考え直す機会にしたいと考えています。
主催:日本哲学プラクティス学会
協力:哲学プラクティス連絡会